書籍・雑誌

2016年12月19日 (月)

美しい日本の年賀状

本屋に行ったら、綺麗な写真の年賀状本がありました。

山と渓谷社、、そういうことか。

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美しい日本の年賀状feat.山と溪谷社(2017)
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まあ、山好きは自分で登った(撮った)写真を使いたいでしょうけどね。

こんな写真を撮ってみたいですね。

2016年12月 9日 (金)

世界から猫が消えたなら

子供の頃の僕は、そりゃあもう死というものを受け入れることが出来なかった。
ひと言で言うならズバリ、恐怖である。
誰もに公平に、そして必ず訪れる死。
いつか自分はこうして考えることも、何かを感じることも、全てが出来なくなる。無に帰る。
どんなに足掻いても泣き叫んでも、絶対に避けることが出来ない恐怖。

でも、だからと言って、何もかもを捨て自分勝手に生きることも出来ず。いや、それどころか毎日をきちんとルールに従って真面目に生きている。

毎晩寝る時も、「今晩寝たら、果たして明日の朝目が覚めるのだろうか。明日も生きているのだろうか」なんて考えたり。

一時期は、それこそ毎日死と言うものを考えた時期もあった気がする。
死を考えると言っても、自殺とかそういうのではなく、逆に死にたくない!みたいな感じで。

この恐怖は一生付いて回るのか、それとも段々と「もう良いや、僕は死んでも良いや」に変わるのか。

そうねえ。段々周りの人が死に、会話する相手も居なくなり、身体を動かすのも苦痛になる頃には死にたい、なんて思うのかな。

人間が歳を取ってボケるのは、死の恐怖を感じなくする本能的なものから生じるんだ、なんて話を聞いたこともある。

人生50年を過ぎ、あっちこっち身体にガタが来ると、いつまでも生きたいと強く思うことも無くなりつつあるか。

 

さて。
そんな感じで、ここ最近はある意味平穏な心で過ごしていた所へ、この「世界から猫が消えたなら」である。

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世界から猫が消えたなら [ 川村元気 ]
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郵便配達員として働く三十歳の僕。ちょっと映画オタク。猫とふたり暮らし。そんな僕がある日突然、脳腫瘍で余命わずかであることを宣告される。絶望的な気分で家に帰ってくると、自分とまったく同じ姿をした男が待っていた。その男は自分が悪魔だと言い、「この世界から何かを消す。その代わりにあなたは一日だけ命を得る」という奇妙な取引を持ちかけてきた。僕は生きるために、消すことを決めた。電話、映画、時計…僕の命と引き換えに、世界からモノが消えていく。僕と猫と陽気な悪魔の七日間が始まった。二〇一三年本屋大賞ノミネートの感動作が、待望の文庫化!

 

引き込まれますなあ。これがもし僕だったら、生きるために次から次へ何かを消しちゃうんだろうなあ。

と思ったら作品中の僕(主人公の名前って出て来なかったような)も、14600個何かを消したら元々の寿命くらい生きられる。いや、もっと消し続ければ100年、200年生きられるかもしれない、と。

ですが、この物語。

月曜日 悪魔がやってきた
火曜日 世界から電話が消えたなら
水曜日 世界から映画が消えたなら
木曜日 世界から時計が消えたなら
金曜日 世界から猫が消えたなら
土曜日 世界から僕が消えたなら
日曜日 さようならこの世界

ナント、たった7日間の物語なのだ。

 

100年も200年も生きようとしていた僕が、1つ何かが消える度に深く考えさせられ、結局はたったの3つ4つで何かを消すことを止め、僕自身が居なくなることを選ぶわけで。

つまり、自分1人の生死よりも、世界に存在する何かは消えてはいけない物だってことなのか。

そんな大切な何か、を自分も感じてみたい。

 

てな感じで、思わず文庫本を買っちゃいました。

映画の予告編(もうとっくに終わってる映画ですが)を見ると、本だけじゃなくて映画も見てみたいと思わされるかな。

 

とにかく良いストーリーです。

改めて毎日を漠然と生きている勿体無さを感じます。

そして人との繋がりが、生きるエネルギーであり、価値あるものなんだなと。

そんな当たり前のことを、普段忘れているのも、死から目を逸らせようとする人間の本能なのかもしれませんね。

恐怖としてではなく、死と言うものと向かい合って生きて行く、そんな歳になったのかもしれません。

死んだら天国に行けるよう、真っ当に生きて行きたいものですね。

2016年11月11日 (金)

恋のゴンドラ/東野圭吾

一時期、東野圭吾作品を読み漁っていました。

東野圭吾ミステリーは、いつ読んでも最後のどんでん返しが秀逸で、「してやられた感」を味わうのが好きでした。

ただ、ミステリーは読んでいて疲れる面もあります。ついつい推理しながら読んじゃうので、読んでいる途中なのに「伏線があったんじゃないのか?」などと戻っちゃったり。

 

今月発売の新作は、うーん、これはミステリーとは無縁ですね。

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恋のゴンドラ [ 東野圭吾 ]
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真冬に集う男女8人の運命は? あの東野圭吾が“恋愛”という永遠のミステリーに真っ向から挑む。衝撃の結末から目を逸らすな!

 

永遠のミステリーなんて煽って、無理矢理ミステリーにしたいみたいですが、これ、ただの恋愛小説です。

もちろん登場人物が、次々と不思議な縁で結び付いているのは小説ならではですが。

まあ、変に推理とか要らないから、読んでいて疲れません。ほのぼのと銀世界の恋愛に浸れます。

 

そう言えば、一つ前に読んだ「危険なビーナス」も、一応どんでん返しと言えなくも無い結末があるものの、これもまた恋愛小説と言った方が良いのかもしれないなあ。

しかも、こっちは中学生の恋愛か?って感じでした。

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危険なビーナス [ 東野 圭吾 ]
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と言いながらも、そんな平坦なストーリーでもついつい読み進めてしまいます。

 

どんでん返しばかりだと疲れちゃいますからね。

そんなことを感じた最初の作品はこれ。

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夜明けの街で [ 東野圭吾 ]
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最初に読んだ時は、あまりにミステリーから離れてて歯痒かった気もしますが、それでもたまにはこんなのも良いかなあ、とも思いました。

 

今月はもう1作品出るようです。

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雪煙チェイス [ 東野圭吾 ]
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本格ミステリーの方も期待しますが、たまにはこういう路線も有りかなあ。

2016年9月28日 (水)

君の名は

映画&書籍の両部門でトップの売上成績。そんな正に今が旬の話題作「君の名は」

小説の方を読んでみました。

山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は、自分が男の子になる夢を見る。見慣れない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。一方、東京で暮らす男子高校生・瀧も、山奥の町で自分が女子高校生になる夢を見る。やがて二人は夢の中で入れ替わっていることに気づくがー。出会うことのない二人の出逢いから、運命の歯車が動き出す。長編アニメーション『君の名は。』の、新海誠監督みずから執筆した原作小説。

 

思春期の男女が身体を入れ替わり、お互い相手の立場で生活するうちに、互いに相手に興味を持ち、それは好意へと発展・・・

うーん。ありがちなストーリー。

最早予想とは呼べないほどの鉄板ストーリー。最後に2人は現実世界で出会いハッピーエンド。

 

と思ったら、そこは一捻り。

瀧が入れ替わった女子高生・三葉は、同じ時空間を生きる相手ではなく、なぜか3年前の三葉。

3年後の、瀧と同じ時空に居るはずの三葉は、すでに死亡していてこの世には居ない。

事故に巻き込まれて3年前に死亡している。

 

つまり身体を元に戻しただけでは、違う時代を生きる2人は、現代で再会することは不可能。

さあて、結末は。

結末が気になって、一気読みしちゃいました。

まだまだ1位記録継続かな。

2016年8月30日 (火)

山はマイカー派?電車派?

山へ行く時、あなたはマイカー派ですか?それとも電車派ですか?

 

私はどちらかと言えばマイカー派ですかねえ。

山用のザックって結構大きいから、電車で背負って移動だと重くて大変です。
それにラッシュ時間に重なると(大抵重なりますが)、置き場所もなくて困ります。
網棚が空いていれば良いですが、空いていないと周囲への迷惑も相当なものかと。

で、近くの低山とか、あるいは雪山(雲竜渓谷は電車でした)を除けば、基本マイカー登山になります。

ただ、欠点としては縦走が出来ませんよね。車を取りにピストンするしかないです。

それと駐車場が今イチ分からなかったりします。

 

先日Bookoffに行ったら、こんな本がありました。

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アルプス&信州周辺の名山。
マイカー登山便利マップ 名山32コース。

思わず買っちゃいました。300円だったし。

よく見ると2006年の雑誌ですが、まあ山は動かないから。基本コースは一緒なはず。

 

さあ、次はどこ行こうかな。

2016年8月21日 (日)

山女日記/湊かなえ

まだ読み始めたばかりなので、今回は感想はパスしておきます。

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山女日記 [ 湊かなえ ]
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湊かなえさんの著作と言えば、まずは「告白」でしょう。
他にも「少女」「高校入試」「Nのために」「白ゆき姫殺人事件」など、ドラマや映画化された作品などがズラリ。

中でも「告白」は秀逸でした。

 

ところで、湊さんと言うと山にどんな関わりがあるのでしょうか。

先月の山と渓谷を読んでいたら、「憧れの表銀座を行く」なんてタイトルで記事が掲載されていました。表銀座ってことは槍ヶ岳を登ったってことですね。

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山と渓谷 2016年 08月号 [雑誌]
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元々山に登る方なのか、小説を書くために登ったのかは分かりませんが、山に登る方な事は確かなようです。

そんな山渓と同じ時期にこの「山女日記」(文庫本)を目にしまして。

 

こんなはずでなかった結婚。捨て去れない華やいだ過去。拭いきれない姉への劣等感。夫から切り出された別離。いつの間にか心が離れた恋人。…真面目に、正直に、懸命に生きてきた。なのに、なぜ?誰にも言えない思いを抱え、山を登る彼女たちは、やがて自分なりの小さな光を見いだしていく。新しい景色が背中を押してくれる、感動の連作長篇。

連作長編と言うことですから、中にはいくつもの作品が並んでます。

どれ?とページを捲ると、

・妙高山
・火打山
・槍ヶ岳
・利尻山
・白馬岳
・金時山
・トンガリロ
・カラフェスに行こう

各作品のタイトルがズバリ山の名前だったのです。私が今一番登りたい槍ヶ岳もタイトルにあるじゃないですか。

ふーん。

皆それぞれの理由で山に登る。そこには1人1人のドラマがあるのか。

何となく、「面白そう」「読んでみるか」と思わせる1冊です。

2016年8月19日 (金)

悪意/東野圭吾

一時期大好きで読み漁っていた東野圭吾作品。

TV&映画で有名なのは、ガリレオシリーズ(福山雅治)と加賀恭一郎シリーズ(阿部寛)ではないでしょうか。

中でも私が好きなのは、加賀恭一郎シリーズの「悪意」
まだTV・映画化がされる前の初期作品です。

 

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悪意 [ 東野圭吾 ]
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人気作家・日高邦彦が仕事場で殺された。第一発見者は、妻の理恵と被害者の幼なじみである野々口修。犯行現場に赴いた刑事・加賀恭一郎の推理、逮捕された犯人が決して語らない動機とは。人はなぜ、人を殺すのか。超一流のフー&ホワイダニットによってミステリの本質を深く掘り下げた東野文学の最高峰。

 

ミステリーによくある犯人探しではなく、動機探し。

当時の東野作品は、外れ無しと言われ、どの作品を読んでも面白かった。
読むと必ず最後にどんでん返しがあり、また見事に騙されたと言う、してやられた感がありました。

私はガリレオシリーズよりも、加賀恭一郎シリーズが好きで、それは加賀刑事が素晴らしい推理力の持ち主だからです。

どの作品かは忘れましたが、犯人であることを突き止められた真犯人の、
「私のことを何時から犯人だと疑ってたんですか?」
との問いに、
「初めて会った日から犯人だと思ってました」
と答える加賀刑事。お見事。

 

この悪意も、なぜ?の連続で、きっと最後まで飽きることはないでしょう。

動機探しと言う、一風変わったミステリーですが、またしてもやられたと思わされることでしょう。

お勧めの1作です。

2016年8月17日 (水)

夢幻花/東野圭吾

東野圭吾の作品は、ほとんど読み漁りました。

最初は「容疑者Xの献身」「使命と魂のリミット」、それ以降は文庫本を次々と読破。更に続けてハードカバーもと読み続け・・・。

しかし、あまり経済力が無いので、後半のハードカバーは文庫化するまで待って買う。そんなスタイルなもんで、この「夢幻花」も興味はありながら読むのは遅くなってしまいました。

何と言っても、東野圭吾本人が、
「こんなに時間をかけ、考えた作品は他にない」
と言うくらいですから、期待は高まるのが当然です。

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夢幻花 [ 東野圭吾 ]
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花を愛でながら余生を送っていた老人・秋山周治が殺された。第一発見者の孫娘・梨乃は、祖父の庭から消えた黄色い花の鉢植えが気になり、ブログにアップするとともに、この花が縁で知り合った大学院生・蒼太と真相解明に乗り出す。一方、西荻窪署の刑事・早瀬も、別の思いを胸に事件を追っていた…。宿命を背負った者たちの人間ドラマが展開していく“東野ミステリの真骨頂”。第二十六回柴田錬三郎賞受賞作。

 

読み終えて懐かしい感じがしました。

蒼汰と梨乃が力を合わせ、犯人探しに奔走する姿。
捻りに捻ったミステリーと言うよりは、素直な青春ストーリーなのかな。

小峰元の「アルキメデスは手を汚さない」みたいな。

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アルキメデスは手を汚さない [ 小峰元 ]
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この年頃の少年は、大人たちからは離れて独力で何かをしようとするんだけども、結局は周囲から暖かく見守られてるってわけで。

 

東野作品にしてはトリック部分はサラッと終わってます。作者がこんなに時間を掛けた、力を入れた、と言うのはトリックではなく、この読後感の良さですかね。

ミステリーって同じトリックは二度使えない。

毎回毎回あっと驚き、してやられた感を味わいたいと思いつつ、そんな驚きが永久に続くとは思えない。いつかはネタ切れになる。

そうすると、こういうめでたしめでたし、みたいな(殺人事件が起きてるからめでたくはないけど)終わり方もありなんでしょうかねえ。

 

以前読んだ「夜明けの街で」もこんな感じでしたね。こちらも殺人事件が起きているのに、そこに書かれているのは推理小説ではなく恋愛小説でした。

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夜明けの街で [ 東野圭吾 ]
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今回の「夢幻花」もミステリーではなく、青春小説ですね。

わたし的にはこの読後感の良さは、あり、ですね。

 

次に読もうと思ってるのは、

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なかなか時間が無いので、一体いつになることやらですが。

2016年8月 7日 (日)

毒殺者/折原一

数年前からずっと探していた「仮面劇」
すでに絶版となっていて、古本屋を回っても入手出来ませんでした。
ですが最近、タイトルを変えて再出版されていることを知りました。それがこれ。

 

なぜこの本を探していたかと言うと、以前読んだ東野圭吾作・仮面山荘殺人事件のあとがきに気になることが書いてあったからです。

 

仮面山荘殺人事件 [ 東野圭吾 ]
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八人の男女が集まる山荘に、逃亡中の銀行強盗が侵入した。外部との連絡を断たれた八人は脱出を試みるが、ことごとく失敗に終わる。恐怖と緊張が高まる中、ついに一人が殺される。だが状況から考えて、犯人は強盗たちではありえなかった。七人の男女は互いに疑心暗鬼にかられ、パニックに陥っていった…。

 

あとがきを書いているのは折原一(仮面劇の著者)で、仮面山荘~を読んだ時に「先を越された」と思ったそうです。自分も同じトリックで作品を書いていたのに一歩先に完成されてしまったので世に出すことは無くなった、と。

が、後日若干の修正を加え、やはり出版したのだと。

それを知り「仮面劇」を読みたくて、ずっと探していました。それほど私にとって「仮面山荘~」は画期的なトリックでした。

 

さて。

「毒殺者」を読み終えた感じたのは、あれ?これ同じトリックだった?どこが?

って感じでした。

殺人に使ったのが毒薬カプセル。それをどう飲ませるか、っていうくらい?
何と言いましょうか、激しい肩すかし。

 

何度か考えるうちに、ハハーンこれが同じトリックの部分か。

と納得する部分がありました。

それは(ネタバレしちゃいますが)、犯人を取り囲む登場人物は全てヤラセだってことです。

犯人以外は全員がグルで、犯人を騙すために芝居している。そしてその芝居で犯人を追い詰めて行く(自白へと)と言うものです。

 

なるほど、元々が海外のドラマをヒントに書いたってありますから、そういう物だったのでしょう。

 

しかしどうですかね。

折原一さんが「先を越された」「この作品は出せない」と非常にガッカリするのは、分からないでも無いですが、正直そこじゃないだろと。

 

私が「仮面山荘~」を読んで画期的、傑作、と思ったのは、最後のどんでん返しで実は語り手が犯人だったと言う部分です。

ミステリー作品で一番面白いのは、何と言っても意外な人物が犯人だった時です。

そのどんでん返しのために作者は知恵を絞ります。

普通有り得ない人物を犯人に仕立て上げます。警察官だったり。

探偵が犯人にならないのは、推理役が犯人ではストーリーにならないからです。

が、この「仮面山荘~」は、推理役=語り手が最後は犯人だったと言う、ふつうなら有り得ないストーリーがちゃんと整合性を持って作られているからなのです。

これはお見事。

してやられた感を味わえます。

 

その後、最後のトリックと言う作品で、読者自身が犯人なんて画期的なものまで登場していますが、これに関しては納得してませんし、むしろガッカリ感が残りました。

 

確かに元々のタイトルが「仮面劇」であったし、東野圭吾作品も「仮面山荘~」とこれまた同じで、それはつまり犯人を取り囲む登場人物が、全員劇を演じていた、その部分にスポットは当たっていたのでしょう。

でも私にとっての「仮面山荘~」は語り手が犯人だったと言う衝撃の結末部分、それが全てでした。

それ故、この「毒殺者」には物足りない感じがしてなりません。

叙述トリックと言う点では、さすが第一人者・折原一です。二重三重のトリックは素晴らしい。むしろ仮面山荘~以上かもしれません。

 

この叙述トリックと言う手法、私は大好きなんですよね。

知らず知らずのうちに、いつの間にか騙されている。作者によってまんまとミスリードされている。

この、してやられた感が好きです。

東野圭吾作品を読み漁っていた頃は、このしてやられた感を味わいたかったのかもしれません。(最近の東野圭吾作には少し薄いかも)

そういう意味では、折原ワールドもハズレの無い叙述トリックが楽しめますよね。

2016年8月 6日 (土)

山テントで、わっしょい!/鈴木みき

私、去年頃から「テン泊やりたい」と言ってる割には未だ未経験です。

もう装備は結構用意してあります。

もちろんテントもありますし、シュラフもある。
マットもあるし、自炊のための機材もある。

山まで行かなくても、車で行かれるキャンプ場で、まずは1泊慣れてみようかなんて考えていた時期も。

 

でも、なかなか実現しないのは何故でしょう。

やっぱり休みが無いからでしょうか。

もちろん休みが全く無い訳ではないですが、ちょっとの休みだったら、少しでも高い山に登りたいって思っちゃいます。

そうなるとライトウェイトでの登山になりますかね、やっぱり。

私って、普段の山歩きのスタイルは、とにかく休憩も取らずに歩き続けます。黙々と。

 

それに対してテント泊って優雅なイメージ。

いや、もちろん背負う荷物の量を考えたら優雅なはずは有りません。普段よりむしろハードなはず。

だけど大型ザックを背負ってひたすら高い山を目指すって、どうもそんなイメージじゃないです。どっちかと言えばひたすら縦走するイメージ。高く高くじゃなくて遠く遠く。

それにテント設営したりとか、そんな時間も考えると、やっぱり歩き続けるイメージじゃなくて、まったり優雅に過ごすイメージ。

昼にテント設営。もう午後からまったり。夜はのんびり読書とか。

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山テントで、わっしょい! [ 鈴木みき ]
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Bookoffで1冊仕入れて来ました。実際山でもテントを背負った逞しい女性を見掛けます。

テントを背負って山に行ったら、今までとはまた違う山の楽しみ方を発見出来るかもしれません。

雲ノ平みたいな広々空間、秘境と呼ばれるような場所でテン泊してみたいなあ。

 

そう言えば、まだ足りない装備(機材)がありました。

 

ランタンです。後はこれを買ったら準備完了、待ったなし。
と言う訳で逆に買うのを渋ってたりして。

私の知人で、バイクにシュラフだけ積んでツーリング(野宿)に行く人が居ますが、それに比べたら遥かにハードルは低いです。

うん。

そう遠くない将来、テン泊します。

多分テン泊すると思います。

テン泊するんじゃないかな。

ま、ちょっと覚悟はしておけ。 ← さだまさし、関白宣言風でした

 

アハハ。

やる気無い訳じゃないですよ。

Campph1

 

こんな所でテン泊したいなあ。

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