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2016年8月

2016年8月30日 (火)

山はマイカー派?電車派?

山へ行く時、あなたはマイカー派ですか?それとも電車派ですか?

 

私はどちらかと言えばマイカー派ですかねえ。

山用のザックって結構大きいから、電車で背負って移動だと重くて大変です。
それにラッシュ時間に重なると(大抵重なりますが)、置き場所もなくて困ります。
網棚が空いていれば良いですが、空いていないと周囲への迷惑も相当なものかと。

で、近くの低山とか、あるいは雪山(雲竜渓谷は電車でした)を除けば、基本マイカー登山になります。

ただ、欠点としては縦走が出来ませんよね。車を取りにピストンするしかないです。

それと駐車場が今イチ分からなかったりします。

 

先日Bookoffに行ったら、こんな本がありました。

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アルプス&信州周辺の名山。
マイカー登山便利マップ 名山32コース。

思わず買っちゃいました。300円だったし。

よく見ると2006年の雑誌ですが、まあ山は動かないから。基本コースは一緒なはず。

 

さあ、次はどこ行こうかな。

2016年8月29日 (月)

槍ヶ岳に行きました③

槍への登頂を果たし、下山するだけの最終日。

この日も皆さん3:30頃から行動開始です。隣の穂高方面へ向かう人達も居ますが、何と言っても多いのは、槍ヶ岳山頂で御来光を見ようと、真っ暗な中をヘッドライトで登る方々。

明るくてもドキドキする岩場をライトの列が流れて行きます。怖っ。
山頂はきっと渋滞ですね。

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日の出の時間が近づき、空がどんどん明るくなって来ます。

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日の出です。

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槍の陰に隠れて見えないかと思ったご来光が見えましたよ。

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日帰りじゃあ見られない景色です。

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山から見る雲海も素敵です。

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別の方向に目を移せば、日本最後の秘境と呼ばれる雲ノ平方面が見えます。

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まさにこの先が裏銀座、双六岳へ向かう道です。

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すっかり日も昇り、下山して来る人達。

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名残惜しいですが、来た道を再びピストンで降ります。

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行きも帰りも青空。それが何よりの最高の夏休みでした。

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長い槍沢コースを一気に下山し河童橋へ。去年登った穂高連峰を眺めます。
山に登らなくても上高地だけでも十分楽しめます。

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台風が次々に来る中、実にタイミング良く晴れてくれました。
予報は雨だったのに奇跡です。

諦めていた槍ヶ岳に登れて大満足。奥穂同様に簡単には辿り着けませんが、達成感は相当なものですよ。ありがとうございます。

2016年8月28日 (日)

槍ヶ岳に行きました②

今回の予定は、初日上高地~槍沢ロッヂ(CT4h40m)、2日目槍沢ロッヂ~槍ヶ岳山荘(CT5h20m)。
そして2日掛けて登った行程を、3日目に一気に下る(CT8h)と言うものです。

初日と3日目は車の運転もあるので、比較的時間に余裕がある2日目に山頂まで登っちゃいたいと思います。

さて。山時間は早朝スタートが常識ですが、この槍は体育会系と言いましょうか。
遠慮が無いと言うのか、寝てる人間なんて見下しているのか。
まだ真っ暗な3:30に大勢の人が起き出し、準備・出発して行きます。それが周りを気遣ってこっそりと言うのではなく、廊下をドカドカと。
非常識にも熊鈴をカランコロンと鳴らしたまま歩いています。それも1人や2人じゃない。
熊鈴だけじゃなくて、普通に会話もしちゃってます。「星が綺麗だねー」

うるさいなぁーと思ってたのが一転。その情報ありがとう。
てことで私も外に出て星を眺めました。
それにしても、こんなに大勢先行者が居ると、果たして山頂は渋滞しないか、ちょっと心配。

5:30出発します。30分程歩くとババ平(テント場)です。

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ついにアルプスらしい景色になって来ました。

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アハハ。相変わらずどれが何て山なのか、全く分からないまま、キョロキョロしながら登って行きます。

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歩くこと2h40m、やっと槍が見えました。まだまだ遠いーよぉー。

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全く雨なんか降らなそうな快晴。最高の槍が見れそうです。

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山でヘリが飛んでいると遭難者かと思ったりしますが、山小屋への荷揚げでした。今日は6回も荷物が届いたみたいです。山小屋も大忙しですね。

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雲一つない、はずだったのに、やっぱりどこからかガスが。
写真に写っているのはガスじゃなくて、完全に雲ですけどね。もうホント目の前に憧れの山頂が。

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予定より早く10:00に山荘到着。それでも5:30から歩いていますから結構歩きました。
ここからいよいよメインイベントなんで、しばし休憩。穂先を登る人を眺めながら呼吸を整えます。

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さあ、思い切って行きます。下から山頂の梯子までハッキリ見えて怖いくらいです。

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人の大きさ(と言うか小ささ)にビックリ。皆さんが登ってるからそういうものかと思えるけど、誰も居なくて1人だったら絶対に怖いです。

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小槍。
よくTVでガイドの人が、「小槍の上でアルペン踊りは怖くて踊れませんよ」なんて言ってて納得して見てるけど、アルペン踊りって実は知らないです。

まあ、この上に立ちたいとは思いませんね。

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うほー、ついに登頂成功。ガスで周りが真っ白なのが残念ですが、槍の山頂に辿り着いた喜びは少しも減ること無く、もう大大満足なのでした。

去年奥穂に登った時は「これで次は槍だ!」って思いましたが、槍に登ったら次は思い浮かびません。何か達成感で感激しています。

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ぐるり360度の山々は全く見えませんので、下の登って来た山荘を見下ろし高度感を感じます。

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初日は14時頃から暇でゴロゴロしていましたが、今日は更に早く12時頃からずっと暇。
至福のひと時なのです。

緊張から解放されて、登頂を祝って乾杯!

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最高の夏休みになりました。下山から2日後の今日もまだ余韻に浸っております。
③につづく。

2016年8月27日 (土)

槍ヶ岳に行きました①

8月2度目の連休です。
実は先日唐松岳に登った日は、本当ならば槍ヶ岳を目指すはずでした。
が、天気に嫌われ延期。
延期出来たのは、8月中にもう1度連休があって、再チャレンジする機会があったからです。

ところがですよ。

2度も連休があるなんて恵まれた日程なのに、またまた台風ですと。
で、予報を見ると、私の休暇はオール雨。でもよく見ると近くの奥穂は晴れだったりして。

ギリギリまで予報が好転するのを待ちましたが、当日になっても良い予報は出ず。
結局上高地(現地)で槍穂のどちらに登るか決めようってことで。

とりあえずは河童橋です。
普通はここは穂高連峰を背景に写すところですが、うーん、やっぱり穂高に興味は薄かったかなあ。去年奥穂に登った時に「次は槍だぜ」って言って1年待ってた訳ですから。

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槍を目指すとなると夕方には雨かもしれません。
時間は余裕なはずですが、雨だけ心配なのでサッサと歩いて行きます。
明神館到着。

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その先の梓川沿いは、アルプスの山々が見えて、実に贅沢な休日って感じがします。

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徳沢到着。明神までもそうですが、とにかくずっと平らな道歩き。楽と言えば楽ですが、何しろ登ってません。
登山口入口に向かってるだけと考えると、この辺もチャチャッと通過したくなります。

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猿も夏休みですかねえ。随分まったりしています。

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苦も無く横尾到着。ここでは槍or穂高の最終決定をしなくちゃなりませんが、やっぱ槍かな。奥穂は去年登ったからなあ。

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心配した雨に降られることなく、実に平和に槍沢ロッヂまで到着。まだ13:30です。
山時間は早いから、早朝6時頃にスタートして登って来たなら良い頃合いですが、河童橋9:00スタートで、しかもほとんど平な道しか歩いてませんから、ちょっと物足りないくらいですが、まあ物足りないくらいが良いかもしれません。

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ここは、お風呂も入れる山小屋です。のーんびり過ごします。

普段仕事で時間に追われまくってるので、こういう時計も見ずに過ごす休日も悪くないですね。
いや、悪くないどころか天国ですわ。

さあ、明日は槍を目指すぞー。

2016年8月21日 (日)

山女日記/湊かなえ

まだ読み始めたばかりなので、今回は感想はパスしておきます。

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湊かなえさんの著作と言えば、まずは「告白」でしょう。
他にも「少女」「高校入試」「Nのために」「白ゆき姫殺人事件」など、ドラマや映画化された作品などがズラリ。

中でも「告白」は秀逸でした。

 

ところで、湊さんと言うと山にどんな関わりがあるのでしょうか。

先月の山と渓谷を読んでいたら、「憧れの表銀座を行く」なんてタイトルで記事が掲載されていました。表銀座ってことは槍ヶ岳を登ったってことですね。

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元々山に登る方なのか、小説を書くために登ったのかは分かりませんが、山に登る方な事は確かなようです。

そんな山渓と同じ時期にこの「山女日記」(文庫本)を目にしまして。

 

こんなはずでなかった結婚。捨て去れない華やいだ過去。拭いきれない姉への劣等感。夫から切り出された別離。いつの間にか心が離れた恋人。…真面目に、正直に、懸命に生きてきた。なのに、なぜ?誰にも言えない思いを抱え、山を登る彼女たちは、やがて自分なりの小さな光を見いだしていく。新しい景色が背中を押してくれる、感動の連作長篇。

連作長編と言うことですから、中にはいくつもの作品が並んでます。

どれ?とページを捲ると、

・妙高山
・火打山
・槍ヶ岳
・利尻山
・白馬岳
・金時山
・トンガリロ
・カラフェスに行こう

各作品のタイトルがズバリ山の名前だったのです。私が今一番登りたい槍ヶ岳もタイトルにあるじゃないですか。

ふーん。

皆それぞれの理由で山に登る。そこには1人1人のドラマがあるのか。

何となく、「面白そう」「読んでみるか」と思わせる1冊です。

2016年8月19日 (金)

悪意/東野圭吾

一時期大好きで読み漁っていた東野圭吾作品。

TV&映画で有名なのは、ガリレオシリーズ(福山雅治)と加賀恭一郎シリーズ(阿部寛)ではないでしょうか。

中でも私が好きなのは、加賀恭一郎シリーズの「悪意」
まだTV・映画化がされる前の初期作品です。

 

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悪意 [ 東野圭吾 ]
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人気作家・日高邦彦が仕事場で殺された。第一発見者は、妻の理恵と被害者の幼なじみである野々口修。犯行現場に赴いた刑事・加賀恭一郎の推理、逮捕された犯人が決して語らない動機とは。人はなぜ、人を殺すのか。超一流のフー&ホワイダニットによってミステリの本質を深く掘り下げた東野文学の最高峰。

 

ミステリーによくある犯人探しではなく、動機探し。

当時の東野作品は、外れ無しと言われ、どの作品を読んでも面白かった。
読むと必ず最後にどんでん返しがあり、また見事に騙されたと言う、してやられた感がありました。

私はガリレオシリーズよりも、加賀恭一郎シリーズが好きで、それは加賀刑事が素晴らしい推理力の持ち主だからです。

どの作品かは忘れましたが、犯人であることを突き止められた真犯人の、
「私のことを何時から犯人だと疑ってたんですか?」
との問いに、
「初めて会った日から犯人だと思ってました」
と答える加賀刑事。お見事。

 

この悪意も、なぜ?の連続で、きっと最後まで飽きることはないでしょう。

動機探しと言う、一風変わったミステリーですが、またしてもやられたと思わされることでしょう。

お勧めの1作です。

2016年8月17日 (水)

夢幻花/東野圭吾

東野圭吾の作品は、ほとんど読み漁りました。

最初は「容疑者Xの献身」「使命と魂のリミット」、それ以降は文庫本を次々と読破。更に続けてハードカバーもと読み続け・・・。

しかし、あまり経済力が無いので、後半のハードカバーは文庫化するまで待って買う。そんなスタイルなもんで、この「夢幻花」も興味はありながら読むのは遅くなってしまいました。

何と言っても、東野圭吾本人が、
「こんなに時間をかけ、考えた作品は他にない」
と言うくらいですから、期待は高まるのが当然です。

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花を愛でながら余生を送っていた老人・秋山周治が殺された。第一発見者の孫娘・梨乃は、祖父の庭から消えた黄色い花の鉢植えが気になり、ブログにアップするとともに、この花が縁で知り合った大学院生・蒼太と真相解明に乗り出す。一方、西荻窪署の刑事・早瀬も、別の思いを胸に事件を追っていた…。宿命を背負った者たちの人間ドラマが展開していく“東野ミステリの真骨頂”。第二十六回柴田錬三郎賞受賞作。

 

読み終えて懐かしい感じがしました。

蒼汰と梨乃が力を合わせ、犯人探しに奔走する姿。
捻りに捻ったミステリーと言うよりは、素直な青春ストーリーなのかな。

小峰元の「アルキメデスは手を汚さない」みたいな。

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この年頃の少年は、大人たちからは離れて独力で何かをしようとするんだけども、結局は周囲から暖かく見守られてるってわけで。

 

東野作品にしてはトリック部分はサラッと終わってます。作者がこんなに時間を掛けた、力を入れた、と言うのはトリックではなく、この読後感の良さですかね。

ミステリーって同じトリックは二度使えない。

毎回毎回あっと驚き、してやられた感を味わいたいと思いつつ、そんな驚きが永久に続くとは思えない。いつかはネタ切れになる。

そうすると、こういうめでたしめでたし、みたいな(殺人事件が起きてるからめでたくはないけど)終わり方もありなんでしょうかねえ。

 

以前読んだ「夜明けの街で」もこんな感じでしたね。こちらも殺人事件が起きているのに、そこに書かれているのは推理小説ではなく恋愛小説でした。

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夜明けの街で [ 東野圭吾 ]
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今回の「夢幻花」もミステリーではなく、青春小説ですね。

わたし的にはこの読後感の良さは、あり、ですね。

 

次に読もうと思ってるのは、

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なかなか時間が無いので、一体いつになることやらですが。

2016年8月 7日 (日)

毒殺者/折原一

数年前からずっと探していた「仮面劇」
すでに絶版となっていて、古本屋を回っても入手出来ませんでした。
ですが最近、タイトルを変えて再出版されていることを知りました。それがこれ。

 

なぜこの本を探していたかと言うと、以前読んだ東野圭吾作・仮面山荘殺人事件のあとがきに気になることが書いてあったからです。

 

仮面山荘殺人事件 [ 東野圭吾 ]
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八人の男女が集まる山荘に、逃亡中の銀行強盗が侵入した。外部との連絡を断たれた八人は脱出を試みるが、ことごとく失敗に終わる。恐怖と緊張が高まる中、ついに一人が殺される。だが状況から考えて、犯人は強盗たちではありえなかった。七人の男女は互いに疑心暗鬼にかられ、パニックに陥っていった…。

 

あとがきを書いているのは折原一(仮面劇の著者)で、仮面山荘~を読んだ時に「先を越された」と思ったそうです。自分も同じトリックで作品を書いていたのに一歩先に完成されてしまったので世に出すことは無くなった、と。

が、後日若干の修正を加え、やはり出版したのだと。

それを知り「仮面劇」を読みたくて、ずっと探していました。それほど私にとって「仮面山荘~」は画期的なトリックでした。

 

さて。

「毒殺者」を読み終えた感じたのは、あれ?これ同じトリックだった?どこが?

って感じでした。

殺人に使ったのが毒薬カプセル。それをどう飲ませるか、っていうくらい?
何と言いましょうか、激しい肩すかし。

 

何度か考えるうちに、ハハーンこれが同じトリックの部分か。

と納得する部分がありました。

それは(ネタバレしちゃいますが)、犯人を取り囲む登場人物は全てヤラセだってことです。

犯人以外は全員がグルで、犯人を騙すために芝居している。そしてその芝居で犯人を追い詰めて行く(自白へと)と言うものです。

 

なるほど、元々が海外のドラマをヒントに書いたってありますから、そういう物だったのでしょう。

 

しかしどうですかね。

折原一さんが「先を越された」「この作品は出せない」と非常にガッカリするのは、分からないでも無いですが、正直そこじゃないだろと。

 

私が「仮面山荘~」を読んで画期的、傑作、と思ったのは、最後のどんでん返しで実は語り手が犯人だったと言う部分です。

ミステリー作品で一番面白いのは、何と言っても意外な人物が犯人だった時です。

そのどんでん返しのために作者は知恵を絞ります。

普通有り得ない人物を犯人に仕立て上げます。警察官だったり。

探偵が犯人にならないのは、推理役が犯人ではストーリーにならないからです。

が、この「仮面山荘~」は、推理役=語り手が最後は犯人だったと言う、ふつうなら有り得ないストーリーがちゃんと整合性を持って作られているからなのです。

これはお見事。

してやられた感を味わえます。

 

その後、最後のトリックと言う作品で、読者自身が犯人なんて画期的なものまで登場していますが、これに関しては納得してませんし、むしろガッカリ感が残りました。

 

確かに元々のタイトルが「仮面劇」であったし、東野圭吾作品も「仮面山荘~」とこれまた同じで、それはつまり犯人を取り囲む登場人物が、全員劇を演じていた、その部分にスポットは当たっていたのでしょう。

でも私にとっての「仮面山荘~」は語り手が犯人だったと言う衝撃の結末部分、それが全てでした。

それ故、この「毒殺者」には物足りない感じがしてなりません。

叙述トリックと言う点では、さすが第一人者・折原一です。二重三重のトリックは素晴らしい。むしろ仮面山荘~以上かもしれません。

 

この叙述トリックと言う手法、私は大好きなんですよね。

知らず知らずのうちに、いつの間にか騙されている。作者によってまんまとミスリードされている。

この、してやられた感が好きです。

東野圭吾作品を読み漁っていた頃は、このしてやられた感を味わいたかったのかもしれません。(最近の東野圭吾作には少し薄いかも)

そういう意味では、折原ワールドもハズレの無い叙述トリックが楽しめますよね。

2016年8月 6日 (土)

山テントで、わっしょい!/鈴木みき

私、去年頃から「テン泊やりたい」と言ってる割には未だ未経験です。

もう装備は結構用意してあります。

もちろんテントもありますし、シュラフもある。
マットもあるし、自炊のための機材もある。

山まで行かなくても、車で行かれるキャンプ場で、まずは1泊慣れてみようかなんて考えていた時期も。

 

でも、なかなか実現しないのは何故でしょう。

やっぱり休みが無いからでしょうか。

もちろん休みが全く無い訳ではないですが、ちょっとの休みだったら、少しでも高い山に登りたいって思っちゃいます。

そうなるとライトウェイトでの登山になりますかね、やっぱり。

私って、普段の山歩きのスタイルは、とにかく休憩も取らずに歩き続けます。黙々と。

 

それに対してテント泊って優雅なイメージ。

いや、もちろん背負う荷物の量を考えたら優雅なはずは有りません。普段よりむしろハードなはず。

だけど大型ザックを背負ってひたすら高い山を目指すって、どうもそんなイメージじゃないです。どっちかと言えばひたすら縦走するイメージ。高く高くじゃなくて遠く遠く。

それにテント設営したりとか、そんな時間も考えると、やっぱり歩き続けるイメージじゃなくて、まったり優雅に過ごすイメージ。

昼にテント設営。もう午後からまったり。夜はのんびり読書とか。

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山テントで、わっしょい! [ 鈴木みき ]
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Bookoffで1冊仕入れて来ました。実際山でもテントを背負った逞しい女性を見掛けます。

テントを背負って山に行ったら、今までとはまた違う山の楽しみ方を発見出来るかもしれません。

雲ノ平みたいな広々空間、秘境と呼ばれるような場所でテン泊してみたいなあ。

 

そう言えば、まだ足りない装備(機材)がありました。

 

ランタンです。後はこれを買ったら準備完了、待ったなし。
と言う訳で逆に買うのを渋ってたりして。

私の知人で、バイクにシュラフだけ積んでツーリング(野宿)に行く人が居ますが、それに比べたら遥かにハードルは低いです。

うん。

そう遠くない将来、テン泊します。

多分テン泊すると思います。

テン泊するんじゃないかな。

ま、ちょっと覚悟はしておけ。 ← さだまさし、関白宣言風でした

 

アハハ。

やる気無い訳じゃないですよ。

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こんな所でテン泊したいなあ。

唐松岳を目指して② ~山頂制覇

八方池を8時に通過し、こりゃ余裕ですね。ただし昼から雨とか言う話もあるから、サッサと登るとしますか。

丸山ケルン到着。
前回ここまで来たかと思ったけど、あらためて登ってみて勘違いだったと確信。
やっぱり八方池で引き返してましたね。

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朝のガスが嘘のように山がクッキリ見えてます。

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目指す唐松岳がどれなのかも分からないまま、とにかく一歩一歩。

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まだ時間が早いせいか人も少なくて登り易いです。

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気が付けばいつものようにノンストップで歩いています。たまには立ち止まって景色を。

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いきなり目前に唐松岳山荘が。普通は登ってる最中に山小屋が見えて、あそこまで登ればって目印になるのに、ここは道を曲がったらいきなり目の前に。
ほぼ山頂到着です。時間は・・・9:35。早っ。

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山小屋の脇を通り過ぎて進むと、目指す唐松岳は目と鼻の先。
実はまだこれが唐松岳なのか確信が持てず、写真は下山の際に撮りました。

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すぐ側に見えるのは何ですか。これが五竜でしょうか。近く感じます。

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周りを見てもどれが何山かサッパリ分かりません。

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遥か遠くのちょっと目立つ山をズーム。目立ってたから有名な山なんでしょう、きっと。

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早目のお昼ご飯を山頂で食べ、ついでに山頂標識を。
結局八方池山荘7:15→山頂9:45と2.5hで到着しました。

CT約4hのところを2.5hだから、これなら始発のゴンドラで6:30に八方池山荘まで登っていたら山頂9時。
もしかしたら、五竜まで日帰り出来たかも。

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まあ山歩きなんて無理するもんじゃ無し、物足りないくらいが次のやる気に繋がるってもんです。

上から見下ろす雪渓は、非日常空間の塊です。遥々来て良かったー。

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上から見下ろす唐松岳山荘。立派な山小屋です。

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帰りの八方池の様子。全く山が見えません。本当ならこの空(雲)の部分に山が連なって見れるんですけどね。

登りの途中に寄り道して写真を撮っておいて良かったです。それにしても山の天気ってすぐ変わっちゃいます。

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下山タイムは2h15m。

実は登りの2.5hって八方池に寄り道したり、写真撮ったりしてたからで、それを差し引いたら登り=下りと言ういつものペースなのでは。

これからの課題は下りですね。下りのペースをもうちょい何とかしないと。そうすれば1泊2日の山も十分日帰り候補になります。

7/10谷川岳以来の1月振りの登山でしたが、まあ思ったよりは歩けました。
ただ唐松岳は遠過ぎます。夜中の1時起床で帰宅が19時。21時には寝ましたが連続20h行動でした。(運転が辛い)

これじゃあ五竜までなんて到底無理な話でしたね。けど北アも日帰りで行けることが分かったので次は?
夢が膨らみます。

下山はのんびり花の写真も撮ったのですが省略。まだ疲れが残ってます。

唐松岳を目指して① ~八方池

去年までは貰えなかった夏休みを貰い、それも驚きの5連休で、いざ槍ヶ岳へ!と気持ちは最高潮。

ところが梅雨も明け、暑い晴天が続いているのに、北ア周辺は雨マークの連発。

当初の槍を諦め、雲ノ平へ2泊3日で行く計画に。日本最後の秘境と呼ばれる雲ノ平も一度は行ってみたい場所。

が、これまた直前になって雨マークに。

あっちを調べ、こっちを調べ、もう北アは諦めて東北方面か?

なんて思いましたが、やっぱり北アは捨て難い。

で、8/5、午後から雨の予報でしたが唐松岳を目指してみました。朝イチでゴンドラに乗れば昼には降りて来れるのでは?
もし降りが強ければ山小屋に泊まって、翌日五竜を目指しても良いかも。

さて。ゴンドラの始発ですが6時という情報と、7時という情報の両方あって、早く行きたいけどあまり待たされたくもない。じゃあ6時半頃を狙ってみるか。

 

夜中の1:00起床。出発です。

本当は黒菱平まで車で上がっちゃいたかったんですが、残念なことに私のカーナビでは引っ掛からない。現地で迷子になってる時間は無いので、素直に八方尾根アルペンラインの出発点へ。ま、平日ですから何とか。

到着してみると、やっぱりゴンドラは6時から運行してました。

ゴンドラ・リフトを乗り継いでスタートラインの八方池山荘到着です。7:15スタートです。

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まずまずの青空。ただ雲も広がっています。

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薄っすらと雲。八方池の景色は期待薄でしょうか。

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こりゃダメそう。全般的に雲が掛かってます。

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以前一度八方池までは来たことがあります。まだ山歩きを始めたばっかりで、靴とカッパしか持ってなかった頃です。
普段履いているズボン、ユニクロのシャツ、そんな頃でした。
ただ、その時は快晴でしたけど。

今日は?

段々と天気も良くなって来ましたよ。

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八方池到着。
うわぁー。雲もほとんど無いし、風も無い。ちゃんと水面が鏡のようになって山々を映し出してくれています。

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それに朝早いお陰で人もあまり居ません。

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まだ8時です。 1hも歩いてません。
今考えると前回来た時はここで引き返したんですから、何と勿体無かったことか。
まあ、当時はまだ長く歩いた経験も無かったですから。普通のズボンだし。

と言うわけで、まずは前回来た八方池までのレポです。

今日はちゃんと唐松岳山頂を目指します。

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